結論 水抜きは前日までに終え、手順は取扱説明書で確認する

引越しの冷蔵庫の水抜きは、当日ではなく前日までに終わらせておくのが基本です。電源を切ると庫内の霜が溶け、水が出てくるため、運び出す時点で水が残っていると、床の汚れや故障の原因になりかねません。

やり方そのものは、中身を空にする、電源を切る、たまった水を捨てる、庫内を拭いて乾かすという流れです。ただし蒸発皿の位置や取り外し方は機種によって異なるため、細かい手順は取扱説明書かメーカーの案内で確認してください。

この記事では、水抜きの時期、具体的な手順、忘れたときの対処法を順に整理します。

冷蔵庫の水抜きが必要な理由と時期

水抜きが必要なのは、冷蔵庫の中や背面に水がたまっているためです。運搬中に水がこぼれると、冷蔵庫自体だけでなく、ほかの荷物やトラックの荷台まで濡らすおそれがあります。

時期については、一般的に引越し前日までに電源を切る流れが紹介されています。電力会社や引越し関連サイトの解説でも、当日の朝に慌てて行うのではなく、前日に水抜きと霜取りを済ませる進め方が案内されています。

電源を切るタイミングの目安

電源を切るのは、引越し前日の夜、あるいは1〜2日前とする解説が多く見られます。霜がしっかり溶けるまでに時間がかかる機種もあるため、直前すぎると水が出きらないまま当日を迎えてしまいます。

一方で、あまり早く切りすぎると、引越しまでの食事に困ります。冷凍食品や飲み物の置き場所に困らない範囲で、前日の夜に切る計画を立てておくと無理がありません。

中身を空にする計画の立て方

水抜きの前提は、冷蔵庫の中身を空にしておくことです。引越し日が近づいたら、数日前から食材を使い切る意識で買い物を調整しておくと、前日に慌てずに済みます。

どうしても残る調味料や飲み物は、クーラーボックスや保冷バッグに移す方法があります。引越し先ですぐ使うものだけ小さくまとめておくと、移動中の管理も楽になります。

冷蔵庫の水抜きの具体的な手順

手順は、大きく分けて中身の整理、電源オフ、排水、掃除と乾燥の4段階です。順番を守れば難しい作業ではありませんが、機種によって細部が違うため、先に取扱説明書の水抜きに関する項目を確認しておきます。

ここでは、一般的に紹介されている流れをもとに、各段階でやることを整理します。

水抜きの基本の流れ

おおまかな流れは次のとおりです。

  • 中身をすべて取り出し、製氷機能がある場合は氷も捨てる
  • コンセントを抜いて電源を切る
  • 庫内の霜が溶けるのを待つ
  • 背面下部や底部にある蒸発皿、水受けにたまった水を捨てる
  • 製氷皿や給水タンクの水を捨てる
  • 庫内と外側を拭き、扉を開けたまま乾かす

電源を切ってから霜が溶けて水がたまるまで、一定の時間が必要です。この待ち時間を見込んで、前日の夜に電源を切り、翌朝に水を捨てる流れにすると、当日の作業が少なくて済みます。

水を受けるときの準備

庫内の霜が溶けると、思った以上に水が出ることがあります。冷蔵庫の下にバスタオルや雑巾を敷き、ドアの下にも吸水性のあるものを置いておくと、床が濡れるのを防げます。

賃貸の場合、フローリングが水を含むと傷みの原因になります。退去時の原状回復にも関わるため、水受けの準備は面倒でも行っておくと安心です。

蒸発皿の位置は機種で異なる

蒸発皿は背面下部にある機種もあれば、底面や前面の下側から取り外せる機種もあります。一人暮らしで多い小型の冷蔵庫では、水抜きの手順がほとんど不要な機種もあるとされ、自動で蒸発する仕組みになっている場合もあります。

自分の機種がどのタイプかは、取扱説明書の「お手入れ」や「移動するとき」の項目に書かれています。説明書をなくした場合は、型番をメーカーの公式サイトで検索すると、取扱説明書をダウンロードできることが多いです。

水抜きを忘れたときの対処法

当日になって水抜きを忘れていたと気づいた場合は、慌てずに引越し業者へ早めに連絡します。運んでもらえるかどうかは業者によって扱いが異なると言われており、断られるケースもあるため、状況を正直に伝えて相談するのが先です。

運べないと言われた場合に備えて、タオルを大量に敷いて応急的に水を受ける、別便で運ぶなどの方法を業者と一緒に考えます。別便にすると追加料金が発生する場合があるため、前日までに終わらせるのが結局いちばん安く済みます。

当日の朝にできる応急対応

当日の朝に気づいた場合は、すぐ電源を抜き、中身を取り出して扉を開けておきます。庫内の水を拭き取り、蒸発皿の水を捨てるところまでは、短時間でも進められます。

ただし霜が溶けきっていない状態で運ぶと、搬出中に水が漏れる可能性があります。作業員に状況を伝え、水が出る可能性があることを共有しておくと、養生などの対応を取ってもらいやすくなります。

引越し先に着いてからの扱い

引越し先に冷蔵庫を設置したあとは、すぐに電源を入れずに、一定時間置いてから電源を入れるよう案内している機種があります。運搬中に傾けた場合、内部の冷媒やオイルが落ち着くまで待つ必要があるとされるためです。

待つべき時間は機種によって異なるので、取扱説明書に従ってください。設置直後に冷えないからといって故障と決めつけず、案内された時間を守ることが大切です。

一人暮らしで気をつけたい点とまとめ

一人暮らしの場合、作業を手伝ってくれる人がいない分、前日の段取りが大切になります。中身を空にする、電源を切る、水を捨てる、拭いて乾かすという一連の作業は、前日の夜から翌朝にかけて自分で完結させる計画を立てておくと慌てません。

また、冷蔵庫の水抜きは、引越し見積もりの際に業者へ確認しておくと安心です。水抜きの要否や、当日に何をしておけばよいかは、業者ごとに案内が異なる場合があります。

引越し会社を選ぶときは、作業内容だけでなく清潔面の対応も比較しておくと、荷物を預ける安心感につながります。清潔スペックで比較するから、条件に合う会社を探すこともできます。